設定される金利はさまざま

 

世界中の銀行が銀行同士で通貨の取引を行うことを、銀行間取引と呼んでおり、外国為替市場に対して大きな影響力があるために、わたしたちの行うことができる外貨預金やFX取引、外貨建ての投資取引等にも、この銀行間取引が大きく作用することが知られています。

こうした銀行間取引を行う際にも、そこに設定される金利はさまざまであり、こうした取引が行われることによって、その金利が決定されていくことになります。

銀行は利益を得るために、わたしたちが預け入れを行っている預金を資金として取りまとめており、この資金を融資したり投資を行ったりすることで運営を行っています。
こうした取引を行うことによって、資金を増やしていき、そこから得た利益を収入としながら、その収益のうちの一部をわたしたちの預金者にたいして利子として還元するという事をしており、これが銀行にお金を預けているときに受け取る事ができる利子の正体となっています。

銀行は収益を上げるために資金を運用したり、貸し出したりすることを日々行っていますが、こうした資金が取引の状況などによっては、資金に余裕が出てしまったり、余裕がなくて資金が不足してしまうという場合も発生することになります。

このために銀行は資金の確保や調達などを行っていくことになるわけですが、このような資金の不安定さをなるべく小さくしておく必要があるため、この銀行間の取引を行っている銀行間取引市場、いわゆるインターバンクでの取引を行う際には、資金に余裕が出てしまい、資金をもっと運用させたいという銀行であれば、その金利を高く設定することでその資金取引によって生じる高い金利を求めて、取引の需要が高まることになります。

逆に取引を行う資金が足りず、資金をどうしても確保したいという銀行の場合には、少しでも金利を低くして、この資金を調達することを求めるようになるのです。

こうした事により、銀行間取引には資金にたいするさまざまな需要や共有によってその金利が設定されることにより、これが市場取引のバランスによって淘汰されていくことになり、やがて銀行間取引市場におけるその取引金利が決定されることとなっているのです。

日本では、この銀行間取引の金利として、TIBOR(タイボー/Tokyo InterBank Offered Rate)と呼ばれる銀行間取引金利を利用しています。
このTIBORには、担保を必要としない金融機関が相互に行う短期資金貸借に利用される無担保コールの事情の実勢を反映した金利である日本円TIBORと、日本の市場とは切り離された市場で行われるオフショア市場の実勢を反映した金利のユーロ円TIBORの二つの金利があります。